頭痛はその種類を見極めることが大切です
頭痛といってもその症状は人それぞれです。現在、多くの人が頭痛に悩まされています。
頭痛と聞くとありふれた病気と思いがちですが、頭痛の中には、辛いけど生命に関わらないものと放っておくと生命に関わる怖いものがあります。
例えば、「くも膜下出血」「脳動脈解離」「脳血管攣縮」「脳腫瘍」など大きな病気の前兆である場合もあります。
さかぐちクリニック院長 坂口 一朗
頭痛で悩まされている方は一度検査を受けて、
その頭痛のタイプを見極めることが重要です。
その頭痛のタイプを見極めることが重要です。
頭痛とは
頭痛には、大きく分けて2つのタイプがあります。
頭痛は「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2つに分けられます。
頭痛の多くは一次性頭痛で、80~90%がこの頭痛に該当します。一次性頭痛は特に病気が原因で起こるものではありません。一次性頭痛の代表的なものには、「片頭痛」「緊張性頭痛」「群発頭痛」などがあります。頭痛の種類によって治療法も変わります。一次性頭痛と診断するためには、二次性頭痛ではないことの確認が必要となります。
二次性頭痛とは、脳腫瘍や感染症などの別の病気が原因で発生する頭痛です。10~20%がこの頭痛に該当します。脳などの病気で起こる二次性頭痛の代表的なものがくも膜下出血です。また、最近では脳動脈の解離や脳血管の攣縮による頭痛も増加傾向にあります。二次性頭痛は、命に危険性があるものが多いので、注意が必要となります。
頭痛でこのような症状がある方は
生命に関わる重大な病気が
関係していることがあります。
すぐに検査をおすすめしております。
生命に関わる重大な病気が
関係していることがあります。
すぐに検査をおすすめしております。
今まで経験したことのない激しい頭痛がある
朝方強くなる頭痛が続く
吐き気を伴う
頭痛で目が覚める
意識を失った
頭痛に手足のしびれなどが伴う
いきなりガーンと衝撃感があった
眼の見えにくさ、けいれんがある
いきなり気が遠くなる感じがあった
発熱がある
後頭部に強い痛みを感じる
頭痛を引き起こす病気
くも膜下出血、脳腫瘍、脳動脈解離、脳血管攣縮、脳梗塞、慢性硬膜下血腫、骨髄炎、高血圧、脳出血、髄膜炎、低酸素血症 etc…
頭痛の種類慢性頭痛
- 片頭痛
- 多くは頭の片側に起こる頭痛で、ズキン、ズキンと拍動し、時にはくも膜下出血と紛らわしいほどひどいくなる頭痛に片頭痛があります。(片頭痛の4割は両側に起こるとも言われています。) 片頭痛の原因はまだわからないことも多く、原因の一つに古くはセロトニン説があります。心身ストレスで一気に大量にセロトニン(血管収縮ホルモン)が血中に放出され、その作用で一旦脳血管が収縮します。ところがセロトニンは速やかに代謝され血中から消失するため、収縮していた脳血管は反跳性に異常に拡張します。脳血管には痛覚神経がたくさん取り巻いていいますので、異常に拡張した上に、血圧でさらに押し広げられると“ズキン、ズキン“と脈を打つ(鼓動に同期するような)片頭痛が起こると言われていました。 最近ではカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)などの神経伝達物質により脳の血管が広がったり、炎症を起こしたりして血管周囲の痛覚神経を異常に刺激し片頭痛が起こるといわれ、CGRPの関連製剤であるエムガルディ(ガルカネズマブ)、アイモビーグ(エレヌマブ)、アジョビ(フレマネズマブ)などの片頭痛予防薬が開発・発売され多くの人の片頭痛が軽減し、日常生活や社会活動に影響が出る片頭痛の予防治療ができるようになってきました。これらの薬は脳神経外科専門医などの資格がある医師が投与できます。 片頭痛で月何回もつらい思いをしたり、日常生活、社会活動に支障を来したりして悩まれている方、そして挙げ句の果て仕事や学校に行けなくなるなどの症状のある方は是非当院でご相談ください。
- 緊張性頭痛
- パソコンの使用や車の運転などで、長時間同じ姿勢を続けることで筋肉が緊張しているところへ、睡眠不足や過労、ストレスが重なると起こることの多い頭痛です。重苦しく、しめつけられるような痛みがあります。片頭痛と違い、動くと痛みが強くなることはありません。お薬の内服により症状が緩和しますが、片頭痛とは効く薬が異なるため、医師による適切な診断が重要となります。
- 群発頭痛
- 頭痛がある期間に集中して起こるもので、片目の奥に激しい痛みを感じます。夜間、睡眠中に発作が起こりやすく、発作時には痛みを感じる側の目が充血したり、涙が出るといった症状のほか、まぶたが腫れたり鼻水が出たりします。女性に多いと言われる片頭痛とは対照的に、群発頭痛は20代~30代の男性に多いのが特徴です。
さかぐちクリニック院長 坂口 一朗
まずは、ご自身の頭痛がどのタイプなのか、
正しく知ることが大切です。
正しく知ることが大切です。
頭痛の検査について
レントゲン検査
X線を用いて、体内の状態を画像化する検査です。頭痛がある場合、頸椎などのレントゲン検査を行います。
CT検査
X線を用いて、頭部の断面を撮影する検査です。二次性頭痛の疑いがある場合や、一次性頭痛と診断するために必要な検査です。くも膜下出血、脳出血などの診断に有効です。
MRI検査
強い磁石と電波を利用し、体内の状態を画像化する検査です。頭部CT検査と同じく、二次性頭痛の疑いがある場合や、一次性頭痛と診断するために必要な検査です。早期の脳梗塞の発見などに有効です。
血液検査
頭痛の原因が生活習慣病に関わりがある場合、血液検査をすることによって診断が可能となります。
脳波検査
脳の神経細胞が動く際に出る電気信号を波形として記録する検査です。CT検査、MRI検査だけでなく、さらに検査が必要になった場合に行います。
カウンセリング
カウンセリングの際に、お伺いさせていただくこと
カウンセリングの際には、下記の項目をお伺いさせていただきます。
最初の頭痛はいつごろから始まったか
(痛む場所、痛み方、前兆や随伴症状の有無、それ以降の頭痛の頻度について)
(痛む場所、痛み方、前兆や随伴症状の有無、それ以降の頭痛の頻度について)
頭痛が起こったきっかけ(目の疲れ、ストレス、長時間のパソコンの使用など)
現在の頭痛について(痛む場所、痛み方、前兆や随伴症状の有無、頻度など)
頭痛のとき、温めるのと冷やすのとではどちらが楽になるか
頭痛の最中に頭や体を動かすとひどくなるか 頭痛の最中に光や音、においなどを不快に感じるか
頭痛以外の症状があるか
現在服用中の薬があるか(使用中の頭痛薬と使用頻度、効果など)
1日の睡眠時間について
頭痛について今まで受けた検査・診断・説明
家族や身近な親類に頭痛もちの人がいるか
当院では片頭痛発作抑制注射薬
「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」
を取り扱っています。
「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」
を取り扱っています。
最近ではYoutubeの企画でも取り上げられており
その存在が知られるようになりましたが注射薬はどこのクリニックでも
置いているわけではありません。
その存在が知られるようになりましたが注射薬はどこのクリニックでも
置いているわけではありません。
もっぱら頭痛を日常的に診療している脳神経外科学会等の専門医資格を有している医師であること
接種可能対象者も限られており
1か月の片頭痛4回以上
頭痛の原因が脳腫瘍や脳卒中ではないことをMRIなどで診断できること(当院ではMRI装置があるため、検査のため他院を受診して頂く必要がありません)
予防薬に効果がないか、副作用で服用できないか、毎日の服用が忘れがちで効果が得られない。
など条件がございますのでまずは診察をお願いします。
※保険適用となります。価格についてはお問い合わせください。
当院では片頭痛発作抑制注射薬
「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」
を取り扱っています。
「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」
を取り扱っています。
最近ではYoutubeの企画でも取り上げられており
その存在が知られるようになりましたが注射薬はどこのクリニックでも
置いているわけではありません。
その存在が知られるようになりましたが注射薬はどこのクリニックでも
置いているわけではありません。
医師免許取得後2年以上経過する医師、かつ5年以上頭痛症状を診ている
脳神経学会の専門医資格を保有していること
接種可能対象者も限られており
1か月の偏頭痛10回以上
トリプタン製剤を飲んでいても日常生活に支障をきたしている
偏頭痛発作の予防薬効果が得られない
など条件がございますのでまずは診察をお願いします。
※保険適用となります。価格についてはお問い合わせください。